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「添うこころ 精神分析臨床メモ」

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こんにちは。
松戸駅東口
礒山久理ピアノ教室です。

本の紹介です。
「添うこころ 精神分析臨床メモ」 木田恵子

ひょんなことから出会った大学の先輩に当たる方から「これ二冊持っているから」と手渡された一冊。
読んでみると題そのまま、静かに語りかけてくれるような文体から芯の通った優しさと深い見識に基づいた知恵を受け取ることができます。
子育てに悩むパパ・ママ、又特に祖母祖父の世代にとって疲れた気分をそっと鎮めてくれるような本です。

     

著者(故人)は
「私は医者でも学者でもなく、ただ事の成り行きで古沢先生(日本精神分析学会の創立者で同会名誉会長)のような最高の指導者を得て精神分析の道に入った者なので」(原文引用)
という方。

1992年出版の本なので今の時代にそぐわない部分もありますが、多くの現場の事例をもとに、表面に出てくる一見困った行動のもとにはこんな深い背景があるものだ、又そんな時こころに添うということはこういうことなのでは、ということを伝えてくれます。

中の一文より。
「また、仏教には「大悲同感」という言葉がありますが、これは苦しみ悩んでいる人に、「私はこうして救われた」と言っても、その人の場合に同じにゆくものでないから役に立たない、その人の身になって一緒に涙を流すことで相手は救われる、(略) 人は一人ひとり微妙に違うからで、その一人ひとりの違いをゆっくり受け入れ抱きとめることが、こちらの思いつきで何かしてあげることよりずっと大事なことなのです。」

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