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ピアノをもっと楽しんで!

昨年、久しぶりに声楽のレッスンやバレエのお稽古場にピアニストとしてお邪魔させて貰う機会がありました。どちらも70歳、80歳を超える大ベテラン先生のレッスン現場で、本番直前のレッスン。
その大ベテランの素晴らしい先生方から共通して聞かれた言葉が
「楽しんでね!」
おおっ!!
日本も変わったなと思いました(笑)。
素敵❤

ちゃあさん駐車場



◆苦しむことが良い結果に?
ピアノにせよ何にせよ、何かを身に着けたりそれなりの成果を出すには額に汗してうんうん苦しんで努力を重ねることが必要で、難行苦行を通らなければ何かそれなりのものを得ることはできない、というのが日本人の従来のメンタリティ。結果が出せない自分に対しては「苦しみ方が足りないから・・・」とまで。
「頑張ってね」とは言われても、「楽しんでね」とはなかなか言われませんでした。
苦しむことが良い結果に繋がる?


◆「楽しく」と「楽しむ」の違い
楽しくやろう、は勿論これまでにも言われています。
楽しくレッスンしよう、楽しく歌おう。
でも、ですよ。
「楽しく」と「楽しむ」。
この2つの言い方、実は大きな違いがあるのではないでしょうか。
楽しく~する、は外から取ってつけられたような、極端に言うと楽しいふりをしただけでもまあいいんじゃない、くらいのニュアンスも。
対して、楽しんで~するというのは自発的、主体的な意味を持ち、私が楽しむこと、自分が心から感じる喜びがあることを含んでいます。主語はいつだって私。
私は今日の本番を楽しむ。
自律した個人のインテリジェンスが感じられる姿勢です。
カッコイイですよねえ。

◆悲しい曲は楽しくない?
悲しい曲だから弾きたくない・・・。これは小さな子の口から出てくる言葉。
曲を一歩引いて客観的に眺めたり音楽的に理解したりする姿勢があれば、悲しい曲だから楽しくないというような幼い感覚にはならずにその曲の持ち味を自分が楽しめます。
曲を楽しむためにはその曲を理解するための材料が必要とも言えますね。
客観性やちょっとした心のゆとりをもつことが楽しむことに繋がるとも言えます。

レッスンを楽しむ、練習を楽しむ、考えることを楽しむ、演奏を楽しむ、本番を楽しむ。

どこで読んだか忘れましたが、子供がとある教材を使って勉強している姿がとても楽しそうで、親は遊んでいるだけだと思って止めさせたという話が。え???!!!!

こうやってつらつら「楽しむ」ことを考えるのも又楽しいものです。

さて、今年はもっとピアノを楽しんで!!
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