「アンリ・バルダ 神秘のピアニスト」

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久しぶりに本の紹介です。
◆ アンリ・バルダ 神秘のピアニスト 
  青柳いづみこ著 
  白水社

  

著者青柳いづみこさんがフェイスブック上で紹介されていたバルダが弾いているバレエの舞台の動画。それがこの本、そしてバルダの演奏と出会うきっかけでした。出版は2013年です。
ショパンのマズルカやワルツに振りつけられた作品( ジェローム・ロビンス振り付け Dances at a gathering)ですが、そのバルダの演奏が私にはほとんど衝撃的と言っても良い演奏。
うわ!!こんなふうにバレエと共演できるピアニストがいるんだ!!!
素晴らしいコンサートピアニストが弾くショパンに違いないのですが、どこか往年のロマン主義のピアニズムを感じさせる個性をぷんぷん匂わせながらもダンサーの呼吸を感じダンサーを十二分に踊らせる(裏拍の扱いなどにそれが聴き取れます)演奏をしっかり聴かせてくれていたのです。
私のような稽古場ピアニストからすると一言で言って「うわーーー!!バレエをちゃんとわかって弾いてる凄いコンサートピアニスト!!こんな人いるんだ!!!」です。不勉強でした・・。

というわけで早速この本を買い求めたわけです。
興味を惹きつけられるままにぐいぐい読み進めました。
面白さの一つには現役ピアニストである青柳いづみこさん(プロフィールについては既に説明不要かと思いますが)がこれ又現役ピアニストであるバルダをごく至近距離からの視点で書いていること。
演奏家に興味のある人なら誰もが覗き見してみたいようなピアニストの複雑なメンタリティ、あるいはナマのお仕事部分も垣間見れます。勿論、それはバルダというピアニストの繊細さ、気難しさ・・・・などなどと魅力ある演奏の理解へと導いてくれるものです。

と、ごく私的なことですが、読み始めてみてびっくりしたのがバレエピアニストを始めた時にお世話になった先輩ピアニストのおばさま高野耀子さんの名前が頻繁に出てきたこと。まだフランス留学が一般的ではなかった頃フランスで勉強されたピアニストとして密かに憧れていた方ですが、アンリ・バルダというピアニストとこんな形で関わっていたのかと知ることが出来ました。

私としては特にバレエのピアニストにおすすめしたい本、知って欲しい演奏家と思います。

アンリ・バルダ 神秘のピアニスト 青柳 いづみこ
http://amzn.asia/4NzEXzA






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