礒山久理ピアノ教室

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左手の世界

こんにちは。
松戸駅東口
礒山久理ピアノ教室です。

久しぶりにハマりました。
舘野泉 左手のピアノシリーズ
吉松隆さんの作曲です。



2009年初版なので既に知る方も多い楽譜と思いますが、遅まきながら今、出会っちゃったよぉ~はあ・・・。
昨日はピアノに向かった時間は基礎練習以後結局予定していた練習には入らず、全てこの吉松さんの左手ワールドにどっぷり。

弾き始めたらヤメラレナイ。

中でもカッチーニのアヴェ・マリアをエンドレスで弾いていました。
弾き終わると又最初から弾きたくなる、又もう一度この世界に浸りたくなる。
もうため息・・。

    

全曲すぐに音を出せる(連弾も易しいので両手を使うとひとりでそれなりに弾けちゃう)譜面です。
でも、易しいというよりは徹頭徹尾、優しい。音楽が全体に静かなんです。
優し過ぎてただ泣きたくなります。

そして何より左手だけでピアノを弾くことはこんなにも広く深い世界に導かれるものなのだと気付かされます。
森の中に踏み込んでみたら別世界が広がっていた!
そんな気分・・。
片手だけで演奏するならば機能的には右手だけよりは左手だけのほうがピアノには適していますが、メロディーラインと他の声部との間が嫌でもとれるというのでしょうか、たっぷりと歌を聴きながら弾く喜びが在ります。
左手だけを使って弾くことでこんなにも心地良く、呼吸と共に歌えるものなのだと。
左手の働きと脳の機能の関係からも言えるものとは思いますが、弾きながら映像的に音楽を捉えたり、見えない空気感みたいなものと常に一体になって演奏することが強烈に体感出来る。
そんな作品達です。

と、思いつくまま書きましたが。
ふふふふふ・・・。

左手の作品というとスクリャービンの小品やブラームスのシャコンヌの編曲が私はすぐ頭に浮かんでいましたが、これ以後この吉松隆作品を筆頭にあげたい気分です。吉松作品はその昔プレイアデス舞曲にはまって以来の嬉しい再会。
勿論、美しい作品が他にも沢山ある作曲家ですのでこれをお読みの皆さまにも是非触れてみていただきたいと思います。

大人の生徒さんを通じて知ったこの楽譜、ありがとうございます❤

「禁止令」

こんにちは。
松戸駅東口
礒山久理ピアノ教室です。

昨日は月イチで受講している心理カウンセリング力養成基礎講座の日でした。
交流分析、感情処理、再決断療法といった手法を学んでいますが、心のしくみやからくりを知ることだけでも人生ずいぶんと楽になっていきます。

で、今日のからくり。
いつもこんな場面になると上手くいかない、不安を感じる、寂しさや虚しさがつきまとって無気力になる、逆に頑張り過ぎてしまう・・
こういったネガティブな自分に影響を与えているのが禁止令です。
心のブレーキとも言えるでしょう。
1976年にグールディング夫妻によって「12の禁止令」としてまとめられ、その後お弟子さんであるジョン・マクニールによって「25の禁止令」とされました(「交流分析にもとづくカウンセリング」倉成宣佳)。

例えば・・・その①
毎日一生懸命にピアノの練習を重ね、周囲からはよく頑張ってるねーと言われながらいざ発表会本番で弾きます。上手!素敵な演奏!よく弾けたね!と沢山の人に言われて本人もニッコリ・・・・・かと思いきや、周囲の称賛をよそに、満足どころか、これじゃダメ!まだまだだわ、全然弾けていない、明日からはもっと練習頑張らなくちゃ・・。
こんな人にかかっているブレーキが「成功を感じるな」の禁止令でしょう。
実際にはそれなりの結果が出ているのに達成感が得られず、いつも次へ次へと必要以上に頑張り続けてしまう。成功すると悪いことが起きそう、みたいな感覚も。

その②
ねえねえ~っと近寄ると一瞬「うっ」と身体を引く人。上体が後ろにのけぞるような感じになる人。これはなんとなく私の周囲に多くいそうですし、又私自身も思い当たる節があるものです(^^ゞが、カウンセリングでだいぶ解決出来た気がします。
これは「近づくな」の禁止令を持つ人で、人付き合いが苦手だったり、せっかく親しくなったのに離れてしまうようなことを繰り返したり、本音で話さないとか、又逆に核心とは関係ないことをぺらぺらと喋り過ぎたりという人。

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こういった禁止令は幼少期に決断される(禁止令決断といいます)もので、主に親の態度や言葉などから無意識に受け取ったメッセージと考えられます。
①の「成功を感じるな」の禁止令は「そのくらいのことで喜んでるんじゃない」「このくらい出来て当たり前でしょう」というような親の元で育ち、褒められた感覚が無かったり、せっかく出来ても親が喜んでくれなかったりといった場合に持ちやすいものと言われます。

②の「近づくな」は乳児期といった人生のごく早期に決断される場合も考えられ、例えば親が忙しく常にバタバタしてる状態だったり、天ぷらを揚げていて危険なのであっちへ行っていなさいという場面が決断に結びつくなどということも。
親の真の意図とは無関係にごく小さな子供は「近寄ったら怒られる!」を強く思い込んでしまうということもあるということでしょう。或いはいじめや仲間はずれなどの経験から決断されることも。

誰にでもいくつかの禁止令はあるものです。
そんな自分が悪い、それを与えた親が悪いと決めつけられるようなものでは決してありません。
自分の生き辛さを感じた時、この禁止令に沿って考えながら自分と向き合うことで、そうか!と気がつき、楽になることもできますし、更にカウンセリングを利用して強く感じている問題を解決し、「今ここ」の自分によって新しい目標を再決断することが出来ます。

禁止令(マクニールによる分類)
◆生存に関する禁止令
・存在するな ・健康であるな ・信頼するな ・重要であるな ・正気であるな ・触れるな
◆人間関係に関する禁止令
・近づくな ・属するな ・愛着を感じるな ・子どもであるな ・欲しがるな
◆自己に関する禁止令
・おまえであるな ・おまえの性であるな ・離れるな ・見えるな ・するな(おまえの人生を生きるな)
◆能力に関する禁止令
・成功を感じるな ・成し遂げるな ・成長するな ・セクシーであるな ・考えるな
◆安全に関する禁止令
・楽しむな ・感謝するな ・感じるな ・くつろぐな ・幸せを感じるな

英訳された言葉であることはすぐ解るような言い回し(^^ゞ。
原語で勉強したほうが良いのだろうなーとは思います(してないけど)。
師匠の早川菜々先生は只今本家のアメリカでマクニール先生のワークショップを受講されています。いいな~。
なお、上記は私がここまでの講座で学んだ2017年版による項目です。

❏参考






発表会の選曲

こんにちは。
松戸駅東口
礒山久理ピアノ教室です。

ゴールデンウィーク明け、今週は小学生さん達が取り組む発表会の曲を決め終えることが大事な仕事。
発表会は7月29日(日)森のホール(小ホール)。

大人は年明けから決めており、子供たちも学年が上の子達は既に決まっています。
残る数名の小学生さん達については今週中に決め、幼稚園、保育園児さん達についてはさらにもう少し先。
曲をあげるタイミングについても悩みながら・・・。

さて、子供たちの選曲について柱として考えていることですが

・魅力ある作品を
生徒達には本物の優れた作品に触れて欲しいと考えています。
大人になっても心に残る曲、出会って良かったと思えるような曲。
嬉しいことに3年生くらいになると子供たちは自分で得た知識などから「ベートーヴェンがやりたい!」「モーツァルトがいい」などと言うようになる子もいます。彼らの刺激になるのはゲーム音楽だったり、学校の授業だったり、音楽好きの家族の影響だったりと知識の得方はさまざまですし、有名な作曲家の作品を弾くってカッコイイかもというようなぼんやりしたイメージだけだったりします。入り口はなんであれ、ベートーヴェンを身近に感じてくれるのは先生十分嬉しいです❤❤。そこから先へ繋いであげたいです。
なので、こういう場合は出来るだけ希望に添えるような方向で選曲します。

・少し高いレベルの曲に挑戦
時間をかけて一曲に取り組み、人前で弾く。ほんの少し背伸びをした曲にワクワクしながら取り組んでみよう。挑戦してみよう。
そんな気持ちを持って欲しいと願いながらいつもよりも少し難しい曲を選びます。
ポリフォニックな要素が多い曲だったりすると生徒によってはこちらの予想以上に難しく感じてしまう場合もあるのでそのあたりは注意ですが。

・生徒に合った曲
これはやはりとっても大切。
難易度は勿論ですが、抽象性の高い曲、指周りの器用さを要求される曲、よく歌う曲などの曲の特徴がその生徒に合っているかどうかを常に頭に置いて選びます。先に生徒の希望を聞いて「今回は静かな感じの曲がいい」などの話をよく聞き出すことや、2曲くらい提示し生徒自身に選ばせることなども大切にしています。自分が取り組む曲、というやる気につながるように。
今年はそんな視点の延長線から既存の曲と自作曲を組み合わせて弾く予定で準備している生徒もいます。楽しみです❤

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当教室の発表会はザ・ピアノ発表会。ド真ん中を行く内容で、ピアノ一本勝負!みたいなステージです。メニューはラーメンのみ、チャーハンは出さねえぞ、小麦繋がりで餃子まではいいか・・・・みたいな(笑)。
さまざまなスタイルの発表会があって良いと思いますが、ピアノ弾くぞ!の王道スタイルでこれからも行きたいと思っています。

うちの子は・・・・

こんにちは。
松戸駅東口
礒山久理ピアノ教室です。

さて、掲題「うちの子は・・・」
の次に続く言葉、皆さまはどんな言葉が続きますか?
うちの子は、のんびりしてる、泣き虫、がんばりや、落ち着きがない、優しい・・・・
いかがでしょう?

ピアノのレッスンで保護者の方々から耳にする言葉の大半は
あまり練習しない、練習してもすぐやめる、まだ幼いから出来ない、練習しないならやめなさい、無理・・・
結構多いかもしれないです、親御さんの側で「うちの子には無理」みたいな思い込み。
えーー!うちの子にそんな難しい曲は無理?!
えーーー!1時間もレッスンなんて無理!
いえいえ、そんな、クラスの伴奏に挑戦なんて無理!

ホントにそうでしょうか?

「無理」の言葉の裏を探ってみると実はさまざまな気持ちが含まれることも多いでしょう。
本当はもっとやれるはずという期待、親離れして欲しくない、赤ちゃんのままでいて欲しい、親の私がダメだから・・・
そのあたりを考えると子供への「無理」評価は実は親という立場ゆえの思い込みにも近いものだったりしないでしょうか?

      


我が子の力を冷静に見極めるというのは難しいことなのでしょう。
でも、子供は親の目から離れたところで親からは想像もつかない力をちゃんと発揮していることもあります。
えっ!!〇〇ちゃんはお母さんが思うよりももーーーーっとできていますよ!!
確かに練習量と気持ちは噛み合っていないけど、ピアノも音楽も実は好きだし、ちゃんと身についてる基礎力もありますよ!

ピアノのレッスンでは音楽家であり長く子供たちの指導に携わっている先生から見るとキラリと光るその子だけの音楽的な力、工夫し努力してピアノを続けていこうとする力などさまざまな良いところが見えてきます。

「練習あるのみ!」と自分で自分を叱咤激励する子。
ソルフェージュ力、歌うことなど親からは見えにくい総合的な音楽の力を身に付けて(うちの生徒達はみんなこの力をつけてさまざまな形で発揮してくれます)学校の伴奏で評価される子。
学校活動や自分の体力と照らし合わせながら練習計画を考え、こうやったら続けていけるかなと冷静に考えられる子。

親から見たらホントにホントに小さくて、そのくらいはやって当たり前と感じられることでも、ちょっと目を留め「そうか、ちゃんと考えてるんだね」「頑張ってるねー」「ピアノ、案外好きなんだね」などと認めることで子供達は安心し、自信をつけて進んでいけます。

うちの子は・・・・?

練習時間はどのくらい?

こんにちは。
松戸駅東口
礒山久理ピアノ教室です。

「どのくらい練習したらいいのでしょう?」
よくある質問です。
納得できるまでやったらいいよね、というのが私の自分に対する答えですが、それを生徒や保護者の方にそのまま伝えるだけなのもイマイチ不親切な返事というものですね(^^ゞ
というわけで、練習時間の目安のお話を。

◆飽きるまでやらない
まず目安にしたいのがこれ。
集中も無くなり飽きてだらだらとピアノにむかって反復練習しているのはむしろマイナス。
音楽的な表現に結びつく練習とは言えないです。

子供が飽きてイヤイヤやっているようなら親はさっさとピアノから離れさせる言葉をかけたほうが良いでしょう。
練習してたら弾けるようになってきた!嬉しい❤
この感覚を大切にしたいです。

大人の感覚としては自分の集中が切れそうだなあという一歩手前が切り替え時。
ミスが繰り返されたり、飽きたかもと感じられるそのタイミングで別な部分に移る、視点を変えた練習をする、違う曲の練習をする、休憩する、など切り替えたほうが良さそうです。
これでもか!と完璧を目指して疲労感満載で反復を継続するよりは、そこそこのところで切り替え、又同じ部分を後でさらう、次の日さらうなどしたほうが良く弾けていきそうです。

◆何分弾く?何時間弾く?

求めるレベルによって個人差がありますが・・
人の集中はせいぜい20分とも言われます。長いスパンで考えても90分まで。
20分程度でいったんピアノの前から離れて水を飲んだり、スマホをチェックしたり、ほんの5分程度の切り替え時間を作る。
それをワンセットとして何セットか続けるような意識で取り組んでみるのはいかがでしょうか。
小学生くらいから使える練習のタイムマネージメントかと思います。

大人の場合長い休憩をとってしまうとピアノに戻るための意識の切り替えが必要になってしまい音楽への集中が途切れてしまうので、その日のトータルな練習時間を予め予定した中で小さな切り替えを上手に組み込むようにしたらいいでしょう。
私の場合、2時間位弾いた後買い物に出てから又弾こう~♪とすると帰宅後のピアノスイッチが上手く入らない感じになってしまい、結局はいまひとつクオリティの低い残念な練習になったりします(¯―¯٥)。
4時間まとまって時間が取れるなら4時間、レッスン室を中心に弾き篭ったほうがいい感じです。

3歳4歳ちゃんくらい
なら5分でもいいと思います。
それを一日何度か。
次第に10分、15分位まで持続できるように。
幼児の場合時間感覚は持てないので「1回弾こうね!」と回数を示したり、ご飯の前に弾いてみようね、というよな練習のタイミングへの工夫が必要です。

コンクールや受験を目指すような方の練習で、乗っている時は何時間でも平気でぶっ続け、みたいな方もいるでしょう。
トータルで一日8時間くらい、要するに一日中弾いている場合でも、次の日に疲れを残さない感覚、集中が途切れていないかを見失わないのは大切と思います。

            

最近の私(57歳)の練習は、時間が取れるときでもせいぜい一日4時間から5時間程度です。
それ以上は頭も身体も疲れて集中が落ちるようなので、止めています。だらだらし始めちゃう感じで、あーだめだ~~止めよう、と。
まとまって時間をとるのも必要ですが、忙しくても一日1時間、2時間程度の練習時間を確保して毎日弾くほうが手の調子も頭の働き具合も良く、練習が進むのが実感です。

いい練習を重ねると弾けるようになる。
ある段階までは結果に結びつきやすいのがピアノです。
質の良い練習時間を!

才能を伸ばす・・雑感

こんにちは。
松戸駅東口
礒山久理ピアノ教室です。
誰にでもあると言えばあるし、砂浜に埋もれた一粒ほどの稀な力とも言える「才能」。
いずれにせよ努力し続けられる力が即ち同義。
そういう意味では安易に「才能」という言葉は使いたくないです。

街のお教室として続けている私のピアノのレッスンですが、何年かに一人くらの感じで、あーこの子はちょっと特別なもの、才能と言えるものを持っているなと感じさせる子達に出会います。



全ての子達と同じように、でもこの子特有の優れた力を伸ばすにはどうしたら良いのかと考えます。
ベストとはいかずともせめてベターであって欲しいと悩みながら、少し先までの方針を考えつつレッスンを続けます。
その魅力をつぶしてしまわないようにと注意深く。でも恐れずに。

そういったちょっと特別な力がありそうな子達特有の繊細さ、大人っぽさ、吸収力の大きさ、集中力、努力を続ける力、物事の本質を捉える鋭い目などなどはこちらにとっても刺激的です。
その鋭い音感や感受性、表現力をもつ子供達とピアノに向かうのは本当に楽しいです。

でも同時にそういった子達は年齢に無関係とも言えるほどある部分は早い成長で日々過ごしていきますから、学校との相性がいいとはいえず、悩むところです。
平たく言ってしまうと普通の学校にいたら浮くだろうなあ・・と。
先生がみんなに伝わるように話すことの更に何歩も先がもう見えちゃっているのですから。

アメリカなどではGiftedギフテッドと言う捉え方で、数学などに卓越した力を見せる子供達に例えば飛び級などのようなギフテッド教育が進んでいるようです。
ある部分の能力を伸ばす、人格の成長を促す、社会性を身につけるなど、多面的に考えるとギフテッド教育については難しいことが沢山あるとは思いますが、とりあえずなにせまだまだ横並びが当たり前の日本の現実。
一粒の才能を伸ばすよりも子供の貧困問題をどうにかしなくちゃ、いじめをなくさなきゃ・・確かに問題てんこ盛り。
あ・・?じゃあこの一粒をどうやって磨いてあげるかは?
一粒の個性を大切に磨けない社会はみんなにとっても窮屈ではないかしらと思いますが・・・。

私は私、あなたはあなた。
一人一人がOKである、そんな受け止め方、伸ばし方がもっと学校やさまざまな場で広まらないかなと思います。
ざっくり雑感まで。