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ペダルは耳で踏む

ピアノ演奏における音色の変化に大きな役割を果たすのがペダル。
効果的に踏むにはどのように考えたらいいのでしょう。意外におざなりになっていませんか?

子供が初めて踏む際には、響きが残って綺麗でしょ~~と聴かせて踏むことから始まります。教材としてはバーナムが和音の響きに対して踏めるように解りやすくペダリングの導入をしてくれます。
が、これとて踏むタイミング上げるタイミングについて教える側は考えてから生徒に伝えなければ有効な指導とは言えないでしょう。

■ペダルを踏むタイミング
鍵盤を押さえるタッチと同時に踏み込む?
鍵盤を押さえた少し後に踏み込む?
■ペダル上げるタイミング
手と足と同時に上げる?
手が先に鍵盤から離れ、ペダルを上げるのが後?

単純に言ってもこれだけの選択肢があります。勿論これで響きの繋がり方が変わるのでやはりきちんと考え、子供の様子を見ながら踏ませていきます。

・・・・・と、ここまで書いて、これを説明するための文章にするにはとんでもなく長くなる話だと気がつきました・・ww
スミマセンとりあえず頓挫。。

ここ数年自分の演奏に対しては勿論、生徒の演奏に対してもペダルの踏み方をもっと工夫出来るようにと考え、愛好者の方などでも熱心な方には出来るだけペダルへの指導も細かくしたいと頑張っています。
バレエクラスの演奏にしてもペダルの踏み方の工夫で例えばワルツのリズム感を明確にすることも出来れば抑揚のない演奏になってしまうこともありますから、かなり重要です。

最初の例のようにいくつかの視点を基準として踏み方を考えることは可能です。ただ最終的には本当に書ききれないほどの細かな配慮があり、踏み方を決めるのは耳です。
響きを聴き分ける耳が効果的なペダリングに繋がります。

もっともっと耳で聴きながら細やかな配慮で(あえて長く踏みっぱなしにすることも含めて!)ペダルを踏みたいと試行錯誤が続くのでした。

いちごのとなり花




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